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ドラクエ9発売記念★ドラクエ全シリーズレビュー

[ゲームレビュー/攻略など, RPG, ドラクエシリーズ]

 ドラクエ9こと『ドラゴンクエスト9星空の守り人』発売を記念して、RPGの金字塔『ドラゴンクエスト』全シリーズ(ナンバリングタイトルのみ)をレビューしてみたいと思います。


ドラクエ9発売記念

●ドラゴンクエスト(ファミリーコンピュータ)1986年5月27日
My Score:90

 記念すべきドラクエの第一作。
 当時の衝撃度は凄まじかったのを今でも覚えている。ファミコン全盛期の頃で、ソフトを出せば何でも売れていた時代。しかしながらそのほとんどはシューティングやアクション、スポーツなどで、当時の子供たちもゲーム=そういうジャンルというイメージを強く持っていた。

 それを覆したのがドラクエだった。とある城から出発する主人公。街の人の話を聞いて、装備やアイテムを買い、外へ出ると敵と遭遇。経験地と金が手に入る。

 最初の城から離れれば離れる程強い敵が現れるドキドキ感。レベルアップで使える魔法が増える楽しさ。新しい街を発見した時の喜び。謎に満ちた洞窟は冒険心をくすぐり、最後には竜王を倒しそれまでは「映画」などでしか見る事がなかった「エンディングスクロール」というものを見た時の達成感。

 そして、ラスボス(竜王)が第二形態になるというシステムはは2009年の今でもRPGのお約束となっている。経験値や金が多く手に入るレアモンスターがこの処女作の時点で存在しているのもミラクルとしか言いようがない。

 ゲーム史の新たな1ページを打ち立てた歴史的傑作。

●ドラゴンクエストⅡ悪霊の神々(ファミリーコンピュータ)1987年1月26日
My Score:92

 これもまた歴史を塗り替えた傑作。1人だけの冒険だった初代ドラクエから「パーティ」という概念が加わる。役割の違うキャラを操る楽しさはもちろん、「すばやさ」というパラメータの重要さも目立つようになった。

 また「ふくびき」などのサブゲームや仕掛けのあるダンジョン、船の存在など、今のRPGでは当たり前のように存在している要素もこの「2」の時点ですでに存在しした事は驚愕と言わざるを得ない。

 2009年の今では考えられない程難易度は高く、特にラスト付近の敵の強さとダンジョンの難しさは異常な程。しかも当時はセーブの機能がなくパスワード制だったので、えらく長い呪文を毎回入れる苦痛もあったが、それ故にクリアした時の達成感は今のゲームでは味わえないだろう。

●ドラゴンクエストIII そして伝説へ… ((ファミリーコンピュータ)1988年2月10日
My Score:94

 当時、発売日には玩具屋、デパート問わずドラクエ3が売られた所ならどこでも「行列」が出来た歴史的傑作。その異常さは多くのマスコミも取り上げ、朝のワイドショーでもネタになった。

 前作で確立したパーティ制に加え、「職業」「転職」という大きな概念が加わり、またも後世のRPGに大きな影響を与えまくった。また昼と夜の概念や空を飛ぶ乗り物、ボスを倒しても存在する真ボス、通常マップとは違う別世界の存在など、数えてもキリが無い程のギミックが詰まっていた。

 ネタバレになってしまうが、クリア後に主人公のステータスが「勇者ロト」となる仕掛けを思いついたのは、天才的としか言いようがない。

●ドラゴンクエストIV 導かれし者たち(ファミリーコンピュータ)1990年2月11日
My Score:87

 ゲームのストーリーが「章」ごとに分かれるという、異色な要素が目立った4作目。前作が歴史的傑作だったためかその存在感は薄いが、今作は敵キャラの存在もシナリオに大きく関わっており、ストーリーを重視した十分な良作。

 パーティキャラに「控え」という概念を生んだり、カジノの存在、AIによる戦闘など、やはり多くのものを後世に残している点では見事。

●ドラゴンクエストV 天空の花嫁(スーパーファミコン)1992年9月27日
My Score:95

 父と子に渡る壮大なシナリオが詰まった傑作。ゲームシステムよりも最もストーリーに重点がおかれているのは本作ではないだろうか。1~4までは自分の懐かしさや当時の衝撃度も点数に加えているが、「5」の重厚さは今でも通用する程。これから過去のドラクエをプレイする人には一番勧めたい。

 ゲームシステムとしてもモンスターを仲間にして戦わせたり、また隠しダンジョンや隠しボスの存在があるなど、多くのフォロワーを生んだシステムを盛り込んでいるあたりも傑作たる要因。

●ドラゴンクエストVI 幻の大地 (スーパーファミコン)1995年12月9日
My Score:85

 似て非なるパラレルワールドを行き来するシナリオ。

 この頃から、後のフォロワーを生むような衝撃的なシステムもあまり見られず、ゲームとしても記憶に薄いものとなっている。自分も次回作の「7」とこの「6」はよく混同しがち。

 しかし職業のシステムがあって今作には「上級職」なるものが存在した。それによってより、キャラを成長させる喜びが劇的に増し、ゲームとしては十分に面白かった。

●ドラゴンクエストVII エデンの戦士たち (プレイステーション)2000年8月26日
My Score:85

 だんだん最近の発売になるにつれ、印象が薄くなるドラクエシリーズ(笑)。もはやどんなキャラが居てどんな話だったかほとんど覚えてない。

 確か石版を集めてマップを作っていくんだったと思う。

 あまり覚えてはいないが、つまらなくはなかった気はする(笑)。

●ドラゴンクエストVIII 空と海と大地と呪われし姫君 (プレイステーション2)2004年11月27日
My Score:95

 プラットフォームがPS2になり発売された起死回生のドラクエ8。

 もはやこの頃になると世界中にRPGが溢れており、ドラクエといえども後に影響を与えそうな目新しいシステムは皆無どろこか他のRPGにも大きく遅れを取っている程だった。

 だがしかし、自分にはそれが逆に良かった。過剰なシステムの混沌化でインフレ状態と化した昨今のRPGに「温故知新」の一撃を放つ。

 「RPGかくあるべし」。

 久々にゲームをしていて「冒険」している気分になった。PS2になった事でキャラクターも6頭身以上となり、リアリティも増したドラクエは斬新といえた。前作から4年以上経ってのローペースなリリースも吉と出たのかもしれない。

 ”余程のゲーマーじゃなくても”やり込めるレベルの「やりこみ要素」も良かった。

●最後に

ざっと振り返ってみましたが、やはりドラクエシリーズはゲームシステム面でRPGを引っ張ってきていたんだなあというところが最も偉大に感じました。ミステリ作家が衝撃的なトリックを思いつくように、このシリーズのスタッフも、プレイヤーをあっと言わせる「トリック」を考え抜いてはいつも提供してくれていたんですね。

さて、ドラクエ9も楽しみです。




DS、持ってないけど。

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