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キラー7(Killer7):クリア後のレビュー[ゲーム]

●全てが斬新なゲーム界の異端

 『キラー7(Killer7)』をクリア。ゲームを最後までやり通しての差し障りの無い感想としては、やはり「斬新」の一言。

 今までに無い移動システム、イカれすぎている登場人物、オシャレなBGM、またそれに留まらず効果音でさえキレがありクール。そして良く分からんが何やら世界の存亡がかかっているかのような サスペンシーなシナリオ。

 『バイオハザード』の大ヒット以降、3Dアクション・アドベンチャーゲームは沢山登場しましたが、『キラー7』はそんなアクション・アドベンチャーというジャンルの外壁をブチ壊し、その間取りを広げる事に成功した意欲(異色?)作と呼ばざるを得ないでしょう。「ありふれたジャンルでも、見せ方次第でまったく新しいゲームになるんですよ」とでも言わんばかりだ。

---以下ネタバレあり---
---以下ネタバレあり---

---以下ネタバレあり---
---以下ネタバレあり---

●キャラが個性的極まる
 全てが斬新な『キラー7』ですが、やはり何と言っても一番ブッ飛んでいるのは個性ありすぎるキャラでしょう。
 主にゲームのシステムを説明し、謎解き付近ではヒントを与える「イワザル」。各地でゲームのシナリオに関わるコメントを発し、時にはヒントをもっている「トラヴィス」。失われたアイテム「指輪」を口に加え絵文字好きな首だけの少女「スージー(ひきこもり?)」。ボス戦の前でボスの弱点のヒントをくれる「少年(名前ナニ?)。仕掛けがある場所の近くにいてそれを解くヒントをくれる「ユーン」。セーブポイントではメイドの格好をしているがそれ以外はアル中だかヤク中だか分からん女の格好をしている「サマンサ」などなど…

 ゲームシステムの説明、ゲームやボスの攻略のヒント、セーブポイント等、最近はどんなゲームにも加わっている当たり前なシステムですが、それが『キラー7』ではこんなに個性豊かなものに。

●ゲームとしてもまあまあ
 グラスホッパーの前作『花と太陽と雨と』もブッ飛んでいましたが、アレはゲームとして破綻しすぎていました。この『キラー7』でも斬新な世界観こそに期待をしていたものの、ゲームとしてはそれ程期待していませんでした。ですが、謎解きも慣れてしまえば適度なもので(難易度が"敢闘"の場合だけど)、向かってくる敵キャラも個性のある動きをしていましたから、ゲームとしてもちゃんとしていたんではないでしょうか。ただ、弱点の分かりづらい敵や一撃もらっただけで即死なイベントには「・・・」でしたが。

●アニメーションムービーいらない!
 途中で挿入される下手な2Dアニメーションムービーはいただけません。このゲームのイメージ台無し。どうせ2Dアニメにするならコテコテのアメコミ風にでもしてほしかった。特に目立ったマイナス点は感じませんでしたが、ここだけは大きな「×」です。

●『Killer8』と来ましたか
 最終章をクリアしエンディングを見た後隠しシナリオが登場。されにそれをクリアすると真エンディング(?)が見られますが、さらにまたその後にタイトルが『Killer8』に(w)!どうやら隠しキャラ、ハーマン・スミスを使えるようになっているみたいです。

●ゲーム界の深海魚
 このゲームは面白いかどうか、と問われれば面白かったです。ハイ。イワザル風に言えばオモロイです。私はその辺に転がっている石ころを集めるよりも、海の中に眠る真珠を手にしたが断然価値観を感じます。…という言い方は語弊がありますね。その辺の浅瀬に泳いでいる見なれた魚よりも、海の底に眠る図鑑でも見られない深海魚の方が趣がある、とでも言えば良いでしょうか。

 でも世の中深海魚なんて見たがる人はそうはいません。残念ながら『キラー7』は売れないでしょう。ですが、私はグラスホッパーの次回作を期待して止みません。