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ドラクエ8:クリア後のインプレッション[ゲーム]

ドラクエ8もクリアし、自分なりに極めますた。これからノートにメモっておいたプレー日記を記していこうと思うけど、その前にクリア後の感想(インプレッション)を書いておこうと思います。以下ネタバレありです。

『ドラゴンクエスト8 空と海と大地と呪われし姫君を』も、ラスボスを倒し、その後の隠しダンジョンもクリア、モンスターバトルロードのランクSも制覇し、真のエンディングも見た。自分なりにひと段落。そこで、クリア後のインプレを記しておこうと思います。

正直なところ、面白かったです。
それはもちろん、「ドラクエ」という自分の小さい頃から体験したきたゲームの続編である事からの懐古的な「面白さ」というものも多分に含まれていますが(スライムにいちいち感動したり、文章のクセや馴染みのアイテム、独特のシステム等に懐しさをしみじみと覚えるところ)、単に1つのRPGとして見ても、ゲームバランス、シナリオ、難易度、やり込み度など、軽く平均はクリアしていると思います。

●サブタイトル
「空と海と大地と呪われし姫君」というサブタイトルですが、これってどうでしょう。「空と海と大地」というからには、自分は「ドラクエ5」の時の様に天空の世界があったり、または海底都市なんかもあったりするのではと期待が膨らみましたが、終ってみれば、この点はいつものドラクエでした。
「呪われし姫君」の部分も、確かに呪われて馬となったミーティアがこのゲームの重要なキーポイントであるわけですが、それも最後の方が特にそうだったわけで、ゲームを通してそれほど物語に絡んでくるわけではありませんでしたね。主人公とは幼なじみという設定でしたから、もっと序盤に「ふしぎの泉」が登場して、過去のシーンをちょくちょくと見せてくれればもっと盛り上がったのでは。
むしろこのゲームは次々と殺されている賢者達の方が印象的でしたから、「7人の賢者たち」みたいなモノの方がしっくりきますね。
ただ、「空と海と大地と呪われし姫君」というサブタイトルの方が明らかにインパクトもあるし、売れそうですけどね。

●3Dの視点
今回からとうとう全て3Dの視点になったわけですが、特にドラクエらしさを損ねる事はなかったと思います。むしろそれによって「ああ、冒険しているなあ」感が強まりましたね。ドラクエは昼と夜が別れてますから、冒険とともに夕日が沈み、夜が明けるので、なおさらですそう感じました。

●シナリオ
今回もシナリオは「分かりやすかった」ですね。非常に。とにかく行く先々の町や村で困っている人を「はい」の一言で助けて行く主人公一行。その中で巨大な悪に立ち向かって行くという…。ドラクエシリーズといえば基本的に、行く先々の町や村、城において小さなイベントが発生し、それを次々とクリアしていく、いわばドラマで言ったら「1話完結もの」のRPGですが、今回は暗黒神ラプソーンとそれと時を超え戦う7人の賢者の関係、さらにはラプソーンにかけられたミーティア姫とトロデ王の呪いを解くという大きな目的が背景として、うまく小さなイベントの中に溶け込んでいたと思います。城や町が、1度行ったらそれっきり状態にはあまりなっていなかったのが良かったですね。

●エンディング
エンディングですが、今回はこれが良かったですね。ちゃんと意味があって。花嫁泥棒という、どっかで見た事あるような展開ですが…良い意味でベタで期待を裏切らないというか。ただし、それだけにミーティア姫と主人公の関係はもっと序盤から過去のシーン等を見せて印象付けてほしかったです。で、主人公の生い立ちですが、結局一度ゲームをクリアしてから、龍神王の試練にクリアしないと分からないわけなんですね。何で主人公だけ呪いの攻撃が通じないのか、とかも。これがかなり重要なポイントなんですよね。この生い立ちが分かるのと分からないのとでは、大きくこのゲームのシナリオを楽しく味わうのに関わってくると思います。そのような重要なポイントをクリア後のお楽しみに残すという所は賛否両論あるかもしれませんが、これによってクリア後のお楽しみが、単に強い敵が出てくるだけの「おまけ」にならない、という所で、自分はとても良かったのではと思いました。

●モンスターチーム強すぎだろ
モンスターバトルロード。ドラクエ8の大きなシステムの一つです。単に格闘場でモンスターを戦わせるだけじゃなく、実際の戦闘に呼び出せるのですから。非常に面白いシステムだと思うのですが、敵チーム、強すぎですね。主人公のスキル「ゆうき」を極めればMPの消費が半分になるので、つまり全ての戦闘でたった「5」の消費だけでモンスターチームを呼び出せる事ができます。デフォルトの状態でさえ最低3ターン呼び出せる上、終盤ともなれば1ターンで計300〜400以上のダメージを敵に与えられますから、これだけで雑魚キャラとの戦いは済んでしまいます。ちょっとゲームバランスを崩しかねないシステムですが、とはいえ自分もかなり助けられましたけど。

●れんきんがま
これも今回の大きな特徴である「錬金釜」というシステムですが、ちょっと「どこかで見た事あるような」システム感が強すぎて、ドラクエシリーズのような大作に適用させてしまったのはちょっと安易だったような。さらに、とてもじゃないですけど、ほとんどレシピを見なければ作れないものばかりで(というかレシピを見てもほとんどわからない…)、自分は終盤まで、全く使い方がわからない錬金アイテムが溜まりまくってしまいました。もっと単純に武器を作れたり、パワーアップできれば良かったのに。ただ、今まで売って金にするだけだった「呪のアイテム」が有効活用できたのは大きかったですね。

●転職が無い
非常に残念だったのは、転職が無かったという所ですね。毎回転職システムばかり設けるとマンネリしてしまうと思ったのでしょうか。今回は「スキルシステム」でした。でも結果的に「格闘」はほとんど使えないし(武器を買う楽しみがなくなる)、レベルを50にまで上げても、極められるスキルが2つくらいというのは寂しかった。スキルポイントは一度分けたらそれっきりではなく、どこかでポイントを再設定できるとか、あるいは一度極めたスキルの種類によって新たなスキルが登場するとか、そういう工夫が欲しかった。

●ヤンガスが使えない
上のスキルシステムに関連するのでしょうが、これによってちょっとヤンガスが使えなかったですね。武器一辺倒のわりには、それほど強く無いし。ククールの「はやぶさ斬り」の方が与えるダメージが強いんですからねえ。色んな技を使えればそれなりに活躍したのでしょうが。最初のラスボス戦なんか、ヤンガスに「けんじゃの石」を持たせて、回復役に使ってしまいました。

●異世界が物足りない
ドラクエ3でアレフガルドが、通常のワールドマップとは別の「異世界」として登場して以来、「異世界」という”説明書には乗っていないワールドマップの存在”というのはドラクエシリーズは元より、最近のRPGのお決まりというかある意味お楽しみになりましたが、今回のドラクエ8はそういった異世界の存在が物足りなかったですね。というかあのレティシアからちょっとだけ闇の世界に片足突っ込んだだけの世界は「異世界」とは呼べないかも。向こうの町に売っている武器なんかも表の世界とまるっきり同じでしたし…。

●総括
で、最初に戻りますが結局のところ、「ここはこうして欲しかったなあ」と思う所は多々ありもしましたが、それを「不満」とは言いたくなくなる程、かなり面白かったですね。エンディングを終え「The End」の文字が出て寂しさを覚えたゲームなんて、久々かも。はぁ、「9」の発売はいつだろう。